18日午後6時10分ごろ、香川県坂出市の櫃石島のJR瀬戸大橋線で、岡山発高松行き快速マリンライナー(5両編成、乗客約160人)が強風のため、島の上を通る高架橋で停止し、一時立ち往生した。風が弱まったため、午後8時27分に快速は運転を再開した。

 JR四国によると、風速が規制値の25メートルを超えたため停止した。快速は午後5時42分に岡山駅を出発、高松駅には午後9時2分に到着した。高松駅の到着予定は午後6時41分だった。

 同社は瀬戸大橋線の18日の運転を終日見合わせた。19日の高松発と岡山発の始発の快速も運休する。

 坂出市消防本部によると、乗車していた男性が持病のため携帯していた酸素ボンベが快速の停止中に切れかかったため、救急車で病院に運ばれた。命に別条はない。

 強風などの影響は他の交通機関にも及んだ。徳島空港発着の東京線は18日午後、日本航空と全日空の7便に30分以上の遅れが出た。19日は欠航の予定はないものの、北日本や日本海側で予想される大雪の影響が出る恐れもある。

 徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーは18日午後9時40分発から19日午前8時半発まで上下8便の欠航を決めた。