通勤時間に降りしきる雪=午前7時55分、徳島市の徳島本町交差点

 19日午前の徳島県内は強い冬型の気圧配置の影響で、各地で雪が降った。徳島市では初雪と積雪を観測。積雪や路面凍結によるスリップ事故が相次いだほか、強風で交通機関が乱れた。20日朝にかけて大雪となる見込みで、徳島地方気象台が路面の凍結や農作物の管理などに注意するよう呼び掛けている。

 気象台によると、県内では19日未明から断続的に雪が降った。朝の最低気温は三好市東祖谷京上で氷点下2・3度、美馬市穴吹町で氷点下0・8度と、最低気温が0度を下回る「冬日」になった。徳島市で0・3度、美波町で0・1度、阿南市蒲生田で1・3度と今季最低を記録した。

 20日午前6時までの24時間予想降雪量は、多い所で山地20センチ、平地5センチ。19日の日中の最大瞬間風速は陸上、海上ともに30メートルと予想している。

 県警のまとめでは、19日午前10時までに積雪や路面凍結によるバイクの転倒や車同士の衝突事故が12件起きた。鳴門市消防本部によると午前8時すぎ、同市撫養町斎田の女性(38)が自宅近くの路上で転んで頭を打ち、軽傷を負った。

 交通機関は、徳島と和歌山を結ぶ南海フェリーが午前2時40分の始発から上下10便が欠航した。路線バスは徳島バスの佐那河内線が最大30分遅れ、高速バスも大阪方面が約1時間遅れた。午後には平常運行となる見込み。

 18日に荒天のため香川県坂出市の瀬戸大橋上で快速列車が一時立ち往生したJR瀬戸大橋線は、始発から運転を見合わせた。

 四国電力池田支店によると、18日午後10時すぎから19日午前3時ごろにかけ、強風による断線で東みよし町と美馬、三好両市の計756戸で停電したが、午前7時6分までに全て復旧した。