都会の社会人を対象に地方で活躍する人材を育成するプロジェクト「地域共創カレッジ」が、5月に東京都内でスタートする。地方創生に先進的に取り組む上勝、神山両町、島根県海士(あま)町など5町村の起業家が講師となり約半年間、講座を開く。1月20日に都内でキックオフイベントが開かれる。

 県内から参加する講師は、上勝町で起業家育成に取り組む一般社団法人ソシオデザイン代表理事の大西正泰さん(45)と、神山町のNPO法人グリーンバレー理事祁答院(けどういん)弘智さん(44)。このほか、島留学として全国から生徒を受け入れている海士町、林業による活性化策を進める岡山県西粟倉村、震災復興に取り組む宮城県女川町から、起業家1人ずつが参加する。

 カレッジは5月~10月下旬に、都内で開かれる。講師陣が各地域での取り組みを紹介。受講生は興味を抱いた地域を訪れ、町おこし活動に参加しながら、その地域で何ができるのかを考える。

 海士町での起業体験を経て、2015年から東京を拠点に都市と農村をつなぐ人材の育成に取り組むアスノオト代表取締役の信岡良亮さんが、大西さんら5人にカレッジ開催を呼び掛けた。

 大西さんは「新しい発想で町づくりができる人材を育て、持続的な地域の活性化につなげたい」、祁答院さんは「若者のスキルや可能性を引き出せるような機会をつくりたい」と意気込んでいる。

 キックオフイベントは午後7時半から千代田区のちよだプラットフォームスクウェアで行われ、カレッジに関心を持つ約80人が参加する。5町村の講師らを交え、カレッジの具体的なプログラムなどについて意見交換する。