アイスバーンで動かなくなった車の列=午前8時半ごろ、勝浦町坂本の県道

 20日午前の徳島県内は冬型の気圧配置の影響で山間部を中心に雪が降った。三好市西祖谷山村では午前9時に7センチの積雪を観測。朝の最低気温は徳島市で今季初めて氷点下になるなど、6観測地点で今季最低を記録した。積雪や凍結で高速道路が通行止めになったほか、県内各地で事故や渋滞も相次いだ。

 徳島地方気象台によると、各地の最低気温は徳島市氷点下0・4度、三好市東祖谷京上氷点下4・3度、海陽町氷点下2・6度など、阿南市蒲生田を除く7地点で氷点下となった。風も強く、徳島市で午前3時26分に最大瞬間風速20・4メートルを観測した。

 高速道路は、午前0時から正午まで徳島自動車道の土成インターチェンジ(IC)-井川池田IC間が全面通行止めになった。高速バスは徳島バス、JR四国バスともに徳島発着の高知、松山両線で迂回(うかい)運行した。

 県警によると、20日午前0~10時に県内で発生した車両のスリップ事故は人身5件、物損35件。人身事故は車同士が追突したり正面衝突したりして6人が病院に運ばれた。いずれも軽傷とみられる。

 勝浦町坂本の坂本トンネルの東側入り口付近では県道の路面が凍結。午前8時半ごろ、チェーンを装着する車を先頭に一時300メートルほどの渋滞が起こり、40台以上の車が足止めされた。

 県教委によると、雪の影響で城西高校神山分校と板野支援学校が休校。阿波、美馬両市の15小学校と7中学校が授業の開始時刻を遅らせた。

 気象台は大雪の恐れがなくなったとして、20市町村に出していた大雪と風雪の注意報を午前8時ごろまでに全て解除した。