白菊のエンジンの一部とみられる金属片などが並ぶ展示会=松茂町歴史民俗資料館

 松茂町広島の町歴史民俗資料館で20日、「徳島白菊特攻隊コレクション展」(徳島白菊特攻隊を語り継ぐ会主催)が始まった。太平洋戦争末期、徳島海軍航空基地(同町)で編成され、戦地へ飛び立った徳島白菊特攻隊の関連資料約30点が紹介されている。

 昨年6月に語り継ぐ会が市場飛行場(阿波市市場町)の修理工場跡地で発見し、特攻練習機・白菊のエンジン部品と鑑定された金属片(縱9センチ、横11センチ、高さ6センチ)を初公開。赤茶色にさびた部品は白菊に搭載された「天風型エンジン」の一部と形状が一致しており、機体保存例の少ない白菊の記憶を伝える貴重な資料となっている。

 このほか、出撃前の特攻隊員を撮影した集合写真や、終戦後、市場飛行場から米軍に白菊など3機種が引き渡されたことを示す目録(原本・アジア歴史資料センター蔵)なども展示している。

 語り継ぐ会は「多くの人に見てもらい、平和について考えるきっかけにしてほしい」としている。2月28日まで。