建築甲子園で優勝した(左から)宮本さん、岡島さん、井口君、安丸君

 高校生が建築のアイデアを競う第6回建築甲子園(日本建築士会連合会、都道府県建築士会主催)で、徳島県代表の徳島科学技術高校のチームが優勝した。県代表の優勝は初めて。人通りが少ない小松島市の二条通りを再生するため、市特産のハモを生かした水産研究施設や飲食店を配置する街づくり案が評価された。

 メンバーは建築コース3年の宮本茉奈さん(17)、岡島汐音さん(18)、井口奨也君(18)、安丸和来君(18)。「つながり うまれた ものがたり 二条通りで『ハモトーーク』」と題し、約2500分の1の模型と図面を作った。

 街づくり案では、空き店舗や空き家を水産研究施設、レストラン、ハンバーガー店、カフェなどに活用する。研究施設でハモを使った料理を開発し、研究員と飲食店主が料理の改良点などを話し合う場としてカフェを利用してもらうことで、商店街に人の流れを生む構想だ。

 4人は昨年4月に二条通りを訪れた。かつては海の玄関としてにぎわっていた商店街にほとんど人通りがないことを知り、「活気を取り戻そう」と設計を始めた。その後も3回ほど現地を訪ねて地理や歴史を学び、放課後や夏休みも設計案作りに没頭。10月末に完成させた。

 各都道府県予選を勝ち抜いた40都道府県の49点を建築士ら5人が審査し、「街に研究所を置くアイデアと計画のまとめ方がいい」と評価された。

 4人は「苦労して作ったので達成感でいっぱい。進学や就職しても今回学んだチームワークを生かしたい」と話した。