アリス人形を中心に折り鶴アートを披露し、平和の誓いを立てた神領小児童=神山町の同校

 日米親善の使者として戦前、米国から神山町の神領小学校へ贈られた青い目の人形「アリス」の米寿を祝う会が22日、同校で開かれた。米寿記念の黄色い衣装を着たアリス人形と、全校児童89人が住民と共同で作った7千羽の折り鶴アートを、参加した住民らにお披露目。アリスが平和と反戦の象徴であることを確認した。

 6年生18人が司会進行。戦争による反米感情を背景に、日本に寄贈された約1万3千体のうち97%が処分される中、同校教師によってアリスが守られた歴史を振り返った。

 この後、折り鶴で表現したアリスの似顔絵とハトの絵(いずれも縦80センチ、横1メートル)を披露。全校児童で「思いやりを持ち、笑顔あふれる神領小にして、世界平和に役立つ人になる」と平和宣言した。

 歌や朗読劇のほか、卒業生の海老名和さん(17)=城東高2年=が制作したアリスの映像も流された。

 栗本侑季君(11)=神領小5年=は「アリス人形を大切にして、90歳、100歳と未来へつないでいけたら」と話した。