阿南市畭町の亀崎漁港沖の青島周辺の磯で、同町の漁業村田将(ひとし)さん(25)が、白いナマコ=写真=を発見した。珍しいことから「幸運を呼ぶ」ともいわれ、近所の話題となっている。
ナマコ漁をしていた村田さんが15日、水深約6メートルの磯で見つけた。大きさは約15センチ。県立博物館によると、色素がない突然変異体「アルビノ」とみられる。漁師歴5年の村田さんは、うわさには聞いていたものの「本当にいるのか」と驚きながら捕獲。白い体は視界の悪い海中でもよく目立ったという。
「年初の1月に見つけられ、縁起がいい。今年が豊漁になることを期待したい」と自宅で飼育している村田さん。近く美波町日和佐浦の日和佐うみがめ博物館カレッタに寄贈する予定。