路面凍結のため南方面行き車線が渋滞した国道11号=午前9時ごろ、徳島市新蔵町1

 25日の徳島県内は、未明に降雪の峠を越えたが、冬型の気圧配置が続いて気温が下がり、最低気温は8観測地点全てで氷点下を記録した。積雪や路面凍結による交通事故が続発したほか、スリップ事故を恐れるのろのろ運転やトレーラーの立ち往生などの影響で、通勤時の幹線道路は大渋滞となった。雪の影響で交通機関の乱れや停電、学校の休校も相次いだ。

 徳島地方気象台によると、25日午前の最低気温は三好市池田町が氷点下5・3度、美波町が同3・2度、海陽町が同3・7度で今季一番の低さ。このほか、各地で平年を3~5度ほど下回った。

 正午現在の積雪は三好市西祖谷山村で47センチ、東みよし町で17センチ。午前6時からの24時間積雪量は多い所で、北部の山地5センチ、平地1センチ、南部の山地3センチ、平地1センチを予想している。

 消防などによると、勝浦町で70代女性が自宅の庭で足を滑らせて転倒し、手首骨折の疑いがあるけがを負った。鳴門市撫養町でも女性(66)が自宅の駐車場で転び、腰などを打って軽傷。

 県警のまとめでは、25日午前0時~8時半の路面凍結に伴う交通事故は人身2件、物損55件で、2人が軽いけがをした。

 高速バスは徳島発着の高知線や広島線などが運休。路線バスもほとんどの路線で始発から運転を見合わせ、道路状況の回復を見て順次再開している。

 徳島自動車道は午後0時50分現在、土成インターチェンジ(IC)-川之江東ジャンクション(JCT)が全面通行止め。一般道は徳島市内の末広大橋が午前10時に規制が解除になったものの、神山町や美馬市の山間部の県道などで24日からの通行止めが続いている。

 三好市池田町、西祖谷山村、東祖谷と東みよし町の計954戸が積雪による断線で午前10時すぎに停電。同11時半現在、池田町の19戸が復旧していない。

 美馬、三好、小松島、那賀など17市町村の小中高校と特別支援学校の計183校で休校や始業時間の遅れが出た。内訳は休校が119校、始業時間の遅れが61校、午前中で授業終了が3校だった。

 午後からは、県南部はおおむね晴れるが、県北部では雲が広がりやすく、昼すぎまで雪の降る所がある見通し。