市職員(右)からポリタンクに入った水を受け取る住民=三好市池田町馬路

 26日午前の徳島県内は上空の寒気と放射冷却の影響で厳しい冷え込みとなり、三好、吉野川両市や東みよし町などで、凍結した水道管が破裂したことによる断水が相次いだ。徳島県の午前11時時点のまとめでは、断水は565戸。三好市井川町の1276戸で同日夕方から断水する恐れがあるなど、影響はさらに広がる見通し。同市などが住民に水を供給している。 

 三好市は災害対策本部を設置。山間部での漏水も見られることから、救援のため自衛隊の派遣要請について県と協議している。

 県安全衛生課のまとめでは、断水しているのは三好市山城町199戸、同市池田町274戸、東みよし町江口地区80戸、吉野川市美郷12戸。

 このほか、同市山川町の20~30世帯でも断水しているとみられ、市が確認を急いでいる。阿波市土成、市場両町の約4千世帯でも断水や水の出が悪いなどの影響が出ている。那賀町和食では水道管が破裂し、復旧作業のため約50戸で断水している。

 三好市井川町で同日夕方から断水の恐れがあるのは辻、西井川両地区。簡易水道のタンクが凍結で膨張し、破損したため、水が漏れているという。

 徳島地方気象台によると、26日朝の最低気温は、三好市池田町で氷点下2・8度、同市東祖谷京上で同4・4度。県内は阿南市蒲生田を除く7観測地点で氷点下となり、那賀町木頭出原では氷点下6・6度と今季一番の寒さとなった。

 池田支援学校と同校美馬分校が休校。美馬市の5小学校と美馬、阿波両中学校が授業開始を遅らせる措置を取った。午後0時半現在、徳島自動車道の美馬インターチェンジ(IC)-井川池田IC間が全面通行止めとなっている。

 午後からは気温が上がり、各地で平年並みとなる見通し。