撮影スタッフに指示する蔦監督(奥中央)。重機に乗っているのが安藤さん=三好市池田町松尾

 徳島の林業の魅力をPRするため、県が制作する短編映画「林こずえの業」のロケが28日、三好市池田町松尾の伐採地で始まった。同市出身の映画監督蔦哲一朗さん(31)がメガホンを取り、主演の安藤サクラさん(29)や地元の林業関係者ら約20人が撮影に臨んだ。

 撮影は午前10時ごろに始まり、木材加工や運搬などの作業シーンを収めた。安藤さんは作業服とヘルメットを身に着け、林業用の高性能機械「ハーベスタ」に搭乗。巧みに機械を操って長さ約30メートルの杉材の枝を払い、3~4メートルにそろえてカットした。

 安藤さんは「木を切る音や振動が伝わってくるうちにどんどん楽しくなり、集中できた。徳島での感動やときめきを大切にして、今後の撮影に臨みたい」と話した。

 映画は、最新の林業機械を使いこなすシングルマザー、林こずえの一日を描く。地元の林業関係者も出演するドキュメンタリー兼ドラマ作品になる予定。蔦監督は「木を活用した新しい何かが徳島で生まれ、その魅力を発信する手助けになれば」と意気込んでいる。

 撮影は2月3日まで同市池田町、三野町などで行われ、地元の小学生や高校生らもエキストラで出演する。3月18~20日に徳島市で開かれる徳島国際短編映画祭のオープニングでお披露目される。