上勝町福原の町コミュニティセンターで28日夜、山の幸染め体験と題した染色教室があり、18人が上勝らしい葉っぱの模様が入ったストールやスカーフを染め上げた。
NPO法人山の幸染め会(東京)の隆久昌子代表理事らが手ほどき。オレンジ色や紫などの染料を使い、モミジやユキノシタ、ナンテンといった葉っぱビジネスでおなじみの材料で布に模様を付けた。
昇華性染料のため、アイロンの熱で手軽に染色できるのが特徴で、参加者は1時間ほどの作業で、葉の細かな模様まではっきりと表現していた。スカーフを染めた川端末子さん(71)=上勝町生実=は「地元の葉っぱで簡単にきれいな作品ができて良かった」と喜んだ。