徳島市佐古七番町の齋藤酒造場で新酒造りが最盛期を迎え、酒蔵に芳醇(ほうじゅん)な香りが立ちこめている。
早朝から家族4人で仕込みを始め、もろみをかき混ぜながら発酵状況などを確認。紫外線LEDを照射して育てた酵母で純米吟醸酒造りに挑んでおり、齋藤智彦社長(40)は「発酵力が強く、香りがよくなる効果がある。順調においしいお酒ができている」と笑顔で話した。
1日午前の徳島県内は気圧の谷や湿った空気の影響で、小雨がぱらついた。
徳島地方気象台によると、この日朝の最低気温は徳島市6・4度など各地で平年を4~5度上回ったが、午後から上空に寒気が流れ込むため、次第に冷え込む。2日昼前にかけて山間部を中心に雪や雨が降る見込み。