吉野川市鴨島町森藤の農業松島登さん(72)が、スギの葉を束ねた特大サイズの「杉玉」を作った。直径120センチで、一般的な杉玉の玉の3倍もあり、近隣住民を驚かせている。
杉玉は酒蔵で新酒の完成を示す時に飾り、酒林とも言われる。昨年12月にテレビ番組で杉玉を見た松島さんは、日曜大工の趣味を生かして杉玉作りに挑戦。所有する山から軽トラック2台分のスギの葉を持ち帰り、5日かけて作った。特大の杉玉をつるす専用の柱も庭に設置した。
通り掛かる住民も大喜びで、松島さんは「予想以上に重労働で投げ出しそうになったが、見に来てくれる人がいてうれしい」と話した。