モニターやタブレット端末に映る政友小児童と合同授業を受ける下名小児童=三好市山城町の下名小

 三好市山城町の下名、政友両小学校が2日、情報通信技術(ICT)を活用した合同授業を始めた。児童数が少ない両校をインターネットで結び、児童が各校に居ながら一緒に授業を受ける仕組みで、コミュニケーション力を養うなど教育の質の維持向上を図るのが目的。

 下名小(児童数16人)の5年生7人と6年生1人、政友小(5人)の5年生4人と6年生1人が参加。互いの教室を映し出す大型モニターと、タブレット端末を使って国語の授業を受けた。

 違う学校の児童と班をつくって随筆「枕草子」の朗読に挑戦。タブレット端末で互いの顔を見ながら読む順番を相談したり、抑揚を付ける箇所を指摘し合ったりして練習し、班ごとに朗読した。

 下名小5年の松原彩耶香さん(11)は「大勢で授業を受けている感じがした。友達が増えたみたいでうれしい」と話した。

 市教委は2015年度から3年間、文部科学省の「学校教育におけるICTを活用した実証事業」のモデル地域に選ばれ、小学校に配備するタブレット端末を増やすなどしてきた。近く山城小(66人)の5年生13人、6年生11人も授業に加わる。