国史跡で県内最大の前方後円墳・渋野丸山古墳(徳島市渋野町)を紹介する企画展が、同市国府町西矢野の市立考古資料館で開かれている。3月13日まで。
全長105メートルの古墳を囲むように配置されていた高さ約50センチの円筒埴輪(はにわ)、葬られた人の権力を示すとされる甲冑(かっちゅう)型埴輪の破片など約50点を展示。1600年ほど前の古墳時代中期の遺物を間近に見ることができる。
近年の調査結果をまとめたコーナーもあり、新たに見つかった埴輪の列の跡についてもパネルで説明している。
21日に粘土で円筒埴輪のミニチュアを作るワークショップ(無料、要予約)が行われるほか、27日には発掘調査に携わる市教委担当者による講演会(無料、申し込み不要)もある。