県や美波町などは4日、南海トラフ巨大地震を想定した災害がれき処理の情報伝達訓練を行い、撤去や処理に関する協定を結んでいる関係団体との連絡態勢を確認した。
県と町の職員をはじめ、県産業廃棄物協会や県解体工事業協会、県建設業協会海部支部の会員計16人が参加した。
津波で1万7千トンのがれきが発生したとの想定で実施。県は町からファクス送信された協力要請書を受け、各協会に協力を依頼。各協会は、提供できる資材や運搬車両を町に回答した。
町は日和佐総合体育館(奥河内)近くの町有地2カ所に、がれきを分別するための仮置き場を設けることを確認した。
町役場と同体育館をテレビ電話でつなぎ、連絡会議も開催。仮置き場へのがれきの搬入方法、町外の処理施設への搬出手順、処理に約4カ月かかることなどをチェックした。