試食会で加工品作りについて意見交換する参加者=松茂町の月見ケ丘海浜公園

試食会で加工品作りについて意見交換する参加者=松茂町の月見ケ丘海浜公園

 農業に携わる県北部の女性らが意見交換する「輝く女性グループ活動事例交流会」(県鳴門藍住農業支援センターなど主催)が4日、松茂町の月見ケ丘海浜公園ビジターセンターであり、新規就農した女性3人が取り組みを発表した。

 3年前に松茂町で畑を借り、独力でダイコンなどの栽培を始めた辻麻美さん(35)=鳴門市撫養町黒崎=は失敗談を交え、栽培方法を研究して高値で出荷できるようになるまでの過程を説明。「さらにおいしい野菜を育て、もうかる農業を目指したい」と意気込みを語った。

 このほか、高校教師を辞めて昨年から板野町川端で観光ブルーベリー園を営む石川五重さん(45)、会社員から転身して一昨年から松茂町豊岡で白ネギを栽培する喜来万里子さん(50)も、やりがいや苦労を話した。

 交流会には約80人が参加。レンコンのクッキー、古代米を使ったパンなど、鳴門市や板野町などの8団体が出品した農産加工品の試食会もあった。