元プロ野球選手らによる「侍ジャパン 野球指導者スキルアップ講習会」が6日、阿南市桑野町の県南部健康運動公園・屋内多目的施設で開かれた。鳴門市出身でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として活躍した元千葉ロッテの里崎智也さんらが指導した。
県内外から集まった小中学生の野球指導者ら120人が参加。里崎さんをはじめ、元巨人の鹿取義隆さん、仁志敏久さん、広澤克実さんから、捕手、投手、内外野手に分かれて実技指導を受けた。
捕手を指導した里崎さんは「低く構え過ぎず、キャッチャーフライへの対応や捕球後の送球が素早くできる姿勢を取ることがポイント」とアドバイスした。
阿南市の少年野球チーム「宝田ダックス」の田中和彦コーチ(45)は「捕手のこつがとてもよく分かり、実践しやすいものばかりだった」と満足そう。里崎さんは「野球を通じてもっと地元が盛り上がってくれればうれしい」と話していた。
講習会は日本野球機構(NPB)の主催で2014年度から全国で催しており、県内で初めて開かれた。