県西部2市2町の魅力を体感できるイベント「あわこい」が6日、開幕した。3月21日までの期間中、自然や文化、食材などの地域資源を生かした64のプログラムが繰り広げられる。
東みよし町東山の農家民宿「うり坊」では、6人が昔ながらのこんにゃく作りを体験した。民宿を営む木下正雄さん(68)公代さん(67)夫妻に教わりながら、自家製のコンニャク芋をミキサーで砕き、そば殻のあくを練り込んだ。直径約10センチに丸めてゆがくと完成した。早速、刺し身こんにゃくにして試食。木下さん夫妻が用意したイノシシ肉入りのおでんも味わった。
昨年に続いて参加した児島佳都さん(48)=三好市池田町マチ、公務員=は「手作りこんにゃくは臭みがなくて歯応えがいい。この味が忘れられなくて、今年も作りに来た」と満足そうに話した。
あわこいは「にし阿波~剣山・吉野川観光圏」事業の一環。開催内容は県内の道の駅や観光施設などで配布するパンフレットかホームページで確認できる。