健康寿命やがんをテーマにした「徳島大学病院フォーラム2016春」(同病院主催、徳島新聞社共催)が7日、徳島市のあわぎんホールであり、約500人が同病院の医師の話に耳を傾けた。
糖尿病・代謝疾患治療医学分野の粟飯原賢一特任教授は動脈硬化の予防策として、血管のしなやかさを調べる血管内皮機能検査を紹介。「自分の血管の状態を知り、禁煙や運動、食事療法を根気よく続けて血管の若さを保ってほしい」と助言した。
整形外科の酒井紀典総務医長は、立ったり歩いたりする機能が低下するロコモティブシンドロームについて説明し、「40歳ごろからの生活が重要。日常生活でちょっときついと感じる運動を続けて」と呼び掛けた。
肺がんや乳がんの最新治療に関する講演もあった。