徳島、鳴門両市など9市町の小学生30人が、環境学習の一環として県内の海岸などで採取した約40種類の魚やエビを展示した「とくしま未来水族館」が1日、徳島市のふれあい健康館で始まった。27日まで。
同館ギャラリーに八つの水槽を設置。子どもたちが海陽町の手倉湾や鳴門市の岡崎海岸で8月に捕らえたソラスズメダイやアカメバルなどを観賞できる。魚の種類や生息地は、児童が描いたイラストで紹介している。
阿南市の平島小4年木村颯良君(9)は「こんなにきれいな熱帯魚が徳島の海にいるとは思わなかった。美しい海を残していきたい」と話した。
この日はオープニングイベントがあり、児童や保護者ら約50人が海の生物や環境に関するクイズを楽しんだ。
未来水族館は、日本財団などでつくる「海と日本プロジェクトinとくしま」の主催。海の生態系を学んでもらおうと参加児童を公募した。