PRドラマの制作を発表する坂口博文那賀町長(右端)。左から2人目は主題歌を歌う福富さん=同町地域交流センター

PRドラマの制作を発表する坂口博文那賀町長(右端)。左から2人目は主題歌を歌う福富さん=同町地域交流センター

 那賀町は9日、小型無人機ドローンの活用を進める町をPRするドラマ「若葉の頃に」の制作発表会見を同町和食郷の町地域交流センターで開き、県内在住者を対象に主役を含む出演者を公募することを明らかにした。

 主役を務める35歳前後の男女各1人と、6歳前後の男児1人のほか、主要登場人物二十数人を3月5日まで募集する。同月中旬にオーディションをして決める。町民でつくる「もんてこい劇団」のメンバーらを合わせて総勢100人ほどが出演する。

 主題歌は徳島市在住のシンガー・ソングライター福富弥生さん(25)が担当。現在制作中で、会見に出席した福富さんは「町の自然と住民の温かさが感じられるような歌にしたい」と語った。

 作品は、都会からUターンして架空の「町ドローン推進課」に配属された若者が、地域おこしに取り組み、町に移住した女性と交流する様子を描く。

 ケーブルテレビあなん(阿南市)が制作を手掛け、3月下旬から6月まで町内でロケを行う。ドローンで撮影した景勝地などの映像も随所に盛り込むことにしており、一般社団法人ドローン多用推進技術会(兵庫県明石市)が協力する。8月から県内外のケーブルテレビで放映する。

 出演の応募はケーブルテレビあなん<電0884(23)0330>。