手作り工芸品などが並んだ「初会市」=美波町奥河内

手作り工芸品などが並んだ「初会市」=美波町奥河内

 美波町奥河内の四国霊場23番札所・薬王寺周辺で11日、手作りの工芸品や新鮮な農産物を直売する「初会市」が開かれた。新年の無病息災を祈願する同寺の初会式(11、12日)に合わせて、住民団体が企画。千人の参拝客や家族連れらでにぎわった。

 町内外から25の個人・団体が販売ブースを設け、帆布を使ったかばんや毛糸で編んだぬいぐるみ、地元で採れたハクサイやニンジンなどの新鮮な野菜を売り出した。アクセサリー作りなどを体験するコーナーもあり、親子連れらの人気を集めていた。

 ガラス瓶に着色した粉を詰めるキャンドル作りを楽しんだ浜蒼一郎君(7)=由岐小学校1年=は「とてもきれいな色になった。家で飾りたい」と笑顔で話した。

 初会市は、薬王寺周辺の活性化に取り組む住民グループ「発心の会」が昨年に続いて開いた。