水上スポーツ「ウェイクボード」の世界選手権は最終日の2日、三好市池田町の池田ダム湖でプロ選手による男女の決勝が行われた。男子はハリー・クリフォード選手(オーストラリア)、女子はメーガン・イーセル選手(米国)が優勝し、4日間の熱戦に幕を下ろした。アジア初開催の選手権には34カ国から選手147人が集結。期間中の観戦者は約1万1千人に上った。来年はメキシコで開く。
クリフォード選手は、ボードの中央を片手でつかみながら後方に2回宙返りをする大技などを披露。イーセル選手は、横回転と縦回転を組み合わせた技や後方宙返りなどを繰り出した。選手権は世界7カ所を転戦する「ワールドシリーズ2018」の最終戦を兼ねており、2人は今季の世界一に決まった。
地元の小学生チーム「イケダコイレブン」の6人は、アマチュアの4部門で決勝に進出。松尾優太選手=池田小6年=がボーイズ初心者部門(10~13歳、初級)で、三木ここ美選手=白地小3年=はジュニアガールズ部門(9歳以下)でそれぞれ3位に入った。
湖畔にある池田湖水際公園で表彰式があり、選手や大会関係者ら約350人が出席。飯泉嘉門知事や黒川征一市長らが各部門の1~3位にトロフィーを贈った。