吉野川市の「ふるさと名物応援宣言」の対象となった梅加工品

 吉野川市は、美郷特産の梅を使った加工品や関連イベントを対象に「ふるさと名物応援宣言」を行った。国が進める地域ブランド推進事業の一環で、情報発信や人材育成などで優遇される。

 応援宣言により、中小企業庁のポータルサイト「ミラサポ」でPRされるほか、販路開拓やブランド創出に携わる「ふるさとプロデューサー」の育成研修会に優先参加できる。新商品開発に関する助成も、優先的に採択されるという。

 加工品には梅酒、梅干し、梅シロップなどがあり、消費者の人気は高い。梅酒まつりや梅の花見ウオークなどの行事も大勢の参加者を集めており、市は国の支援策を活用して魅力を一層高めようと宣言した。

 ミラサポによると、8月末時点で全国190自治体、県内では小松島、鳴門両市が「応援宣言」をしている。