【上】起工式でくわ入れをするイオンモールの吉田社長=徳島市南末広町【下】イオンモールの建設計画地の地図

【上】起工式でくわ入れをするイオンモールの吉田社長=徳島市南末広町【下】イオンモールの建設計画地の地図

 流通大手イオンが徳島市南末広町に建設する大型ショッピングセンター「イオンモール徳島」(仮称)の起工式が14日、現地で行われた。建設・運営主体となるイオンモール(千葉市)の吉田昭夫社長は式後の徳島新聞の取材に対し、オープンは2017年春になる見通しを示した。

 式には吉田社長と原秀樹徳島市長、近藤宏章徳島商工会議所会頭のほか、地権者や近隣住民ら約70人が出席。吉田社長らがくわ入れなどを行い、工事の安全を祈願した。15日に着工準備に入る。

 計画では、建物は鉄骨5階建ての商業施設と、同6階建ての駐車場で構成。商業施設は延べ約7万6800平方メートルで、スーパーや衣料、雑貨、飲食などの専門店のほか、5階にはシネマコンプレックス(複合映画館)が入る。商業施設と駐車場の2階は、隣接のボウリング場「スエヒロボウル」と渡り廊下で接続する。

 吉田社長はこの日の取材に、核店舗には新形態の総合スーパー「イオン スタイル ストア」を展開し、海や港に近い景観の良さを生かして5階にレストランを配置する方針も明言。「最新のイオンモールのモデルを導入するとともに、地元の産品を意識した品ぞろえや徳島ならではの外装など工夫を凝らし、魅力的な施設にしたい」と話した。