阿南市山口町の山口小学校の全校児童36人が16日、同市那賀川町の出島海岸沖に自分たちが植え付けたワカメの収穫、袋詰めなどを体験した。17日に同校などで一般販売する。
代表の3年生と4年生が1人ずつ、阿南中央漁協の組合員らと共に船に乗り込み、海中から養殖ロープを引き揚げた。昨年11月に全校児童が種付けしたワカメは1メートルほどに育っており、約700キロ分がトラックで学校に運び込まれた。
同校では全校児童がはさみを使って、ロープからワカメを切断。葉、茎、芽カブに選別した後、300グラムずつ袋詰めし、約2200袋分を用意した。
引き揚げ作業を体験した4年の仁木悠貴君(10)は「ワカメはとても重かったけど、面白かった。販売するのも楽しみ」と話した。
ワカメは児童が持ち帰ったほか、17日午前8時40分から、山口小、山口保育所、桑野公民館、山口ストアー前の4カ所で、1袋100円で販売する。
山口小は2014度から総合学習の一環として、ワカメの収穫、販売に取り組んでいる。