非常に強い台風21号は4日正午ごろ徳島県南部に上陸した後、午後2時ごろに神戸市付近に再上陸した。徳島県内は台風が近づいた朝方から激しい風雨に見舞われ、各地で被害や道路の通行止めが相次いだ。
鳴門市では高潮で潮位が上がって海や川の水が排水溝に逆流し、各地で道路などにあふれた。吉野川市川島町では、吉野川の中州・善入寺島に架かる潜水橋が増資で水没した。小松島市では徳島赤十字病院前の街路樹が強風で傾いたほか、近くで樹木が根こそぎ倒れた。
道路関係は、強風のために午前11時すぎに鳴門市の小鳴門橋が、午後零時50分には徳島市の吉野川大橋が通行止めとなった。吉野川橋の北詰め、南詰めの両アンダーパスは午前11時すぎから冠水のため相次いで通行止めとなった。