阿波和三盆糖の干菓子作りを体験する学生=阿波市土成町吉田の土成保健センター

阿波和三盆糖の干菓子作りを体験する学生=阿波市土成町吉田の土成保健センター

 学生団体「日本国際学生協会」(本部・兵庫県西宮市)が、「学生ツーリズムサミット」を15日から県内で開いている。徳島の観光活性化策を探るため、徳島、鳴門、阿波の3市でフィールドワークを実施。20日に徳島市のとくぎんトモニプラザで提言大会を開く。

 協会に所属する全国の大学生37人が参加。16、17日両日には、3班に分かれ、各市を訪れた。

 阿波市の班は、たらいうどんの手打ちや阿波和三盆糖の干菓子製造に取り組んだ。徳島市の班は、阿波人形浄瑠璃の見学や藍染を体験。鳴門市の班は大谷焼の陶芸に挑戦した。

 18日から徳島市内の旅館に滞在し、提言内容をまとめている。有賀大輔実行委員長(23)=甲南大2年=は「よそ者の意見を参考に、徳島の魅力を再認識してほしい。実りのある大会にしたい」と話している。

 2009年から毎年各地でサミットを開催しており、徳島は8カ所目。