徳島の観光振興策を提案する学生=徳島市のとくぎんトモニプラザ

徳島の観光振興策を提案する学生=徳島市のとくぎんトモニプラザ

 徳島県外の大学生が県内の観光地を巡って活性化策を提案する「学生ツーリズムサミット」のメーンイベントが20日、徳島市のとくぎんトモニプラザであり、学生が県内観光関係者らを前に独自の振興策を発表した。

 学生37人は徳島、鳴門、阿波の3市を現地調査した結果を踏まえ、観光地や特産品を生かした活性化案を披露した。阿波市では産直市や野菜料理を提供するレストランなどが並ぶ「ベジロード」を設け、地元産の野菜の豊かさをアピールするべきだとした。

 他に徳島市での藍染ファッションショー開催や、鳴門市の空き家を改修した遍路宿開設などを提言した。発表内容は冊子にまとめ、県内の観光団体などに配る。

 サミットは学生団体「日本国際学生協会」(本部・兵庫県西宮市)が主催。学生は15日から徳島入りし、3市の観光地を巡るフィールドワークなどに取り組んできた。