政治家の不祥事に触れ、選挙での投票を呼び掛ける寂聴さん=京都市の寂庵

 徳島市出身の作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(93)が21日、京都市の寂庵で法話の会を開いた。失言やスキャンダルなど昨今の政治家の不祥事に言及し「私たちが選んだ議員なのだから私たちにも責任がある。無駄と思わず投票で自分の意思を示しましょう」と訴えた。

 約160人が参加した。寂聴さんは政治家の不祥事から現政権批判や反戦へと話題を広げ、安全保障関連法に反対する若者たちを称賛。「若者のように一人一人が真剣に戦争はいやだということを言い続けないといけない。皆さんも反戦デモに参加してはどうかしら」と呼び掛けた。

 芸能人や政治家の不倫騒動にも触れ「人を好きになるのは止められないけど覚悟が必要だし、人を不幸にして成り立つ幸せはない。私も若いころ不倫したけれど、出家したからこんなことが言えるの」と笑いを誘った。