源義経ゆかりの史跡を巡る義経夢想祭オリエンテーリングが21日、小松島市芝生町周辺であり、親子連れら600人が歴史に思いをはせながら歩いた。
参加者は、義経一行が源氏の白旗を掲げたとされる「旗山」から義経や武蔵坊弁慶、静御前に扮した地元住民らの先導で出発。3キロと5キロの2コースに分かれて歩いた。
平家討伐のため、義経一行が屋島に向かって進軍したといわれる山道などを散策。敵を警戒し、弓の弦を張ったまま上ったとされる弦張坂や、義経騎馬像などを巡った。
家族3人で歩いた寺澤瑞貴君(10)=南小松島小4年=は「竹林の急な下り坂は歩くのが大変だった。義経や歴史を勉強してみたい」と汗をぬぐった。
地元の芝田婦人会が、義経が阿波に上陸したとされる1185年2月にちなみ、毎年この時期に開いている。