サロンで会話を楽しむ高齢者ら=那賀町阿井

 那賀町のNPO法人「出逢(であい)」が同町阿井の事務所で週1回開いている高齢者交流サロンが好評だ。1年前の開設以来、毎回10人ほどが参加し関係を深めており、孤立化や引きこもりの防止に一役買っている。

 サロンは毎週金曜日の午後1時から約3時間開かれ、同地区周辺の高齢者が茶菓子を囲んで歓談したり、編み物やお手玉といった認知症予防のトレーニングに取り組んだりする。1回100円の寄付金を払えば、誰でも参加できる。

 欠かさず参加しているという田村貞江さん(77)=仁宇=は「毎週楽しみにしている。同じような悩みを持つ仲間と相談し合えるのがいい」と話す。

 軽度の認知症だという参加者の一人は「ここに来てから症状がずいぶん改善した」。1人暮らしの参加者は「ここで知り合った友人が時々、自宅に様子を見に来てくれるようになった」と言う。

 出逢は2010年から月1回、同町百合(もまえ)地区で交流サロンを開いている。活動を知った阿井地区の住民から「同様のサロンを開いてほしい」と要望があり、15年1月末にスタートさせた。

 小西陽子理事(57)=同町阿井、介護福祉士=は「1人暮らしの高齢者や認知症患者が地域で安心して暮らせるよう、支援を続けていきたい」と話している。