4日、県南部に上陸した台風21号の影響で県内は悪天候となり、ほとんどの渡船や遊漁船は休業した。手近な波止場も、台風の接近につれて東寄りの風が強くなり、波も高く釣り人の姿はほとんど見られなかった。朝夕は少しずつ涼しくなり、暑かった今年の夏も終盤。各波止場では指幅2本前後のタチウオのニュースも聞かれだした。高めに推移していた海水温が今回の雨で少し低下してくれれば、秋の釣りシーズンとなる。釣行時にはライフジャケットなどの安全装備を着用してマナーを守り、気持ちよく釣りを楽しみたい。

 [波止]<小松島港沖ノ一文字>3日、波風ともに穏やかな釣り日和。中央周辺で沖アミを餌に、フカセ仕掛けで32センチを2匹含む20~25センチのグレ30匹。グレは多く見えていたので楽しみだ。近くで、同様の仕掛けでチヌ狙いの人に数回アタリがあったが、大型が多かったのかハリス切れで1匹も取り込めなかった。太めのハリスを持参した方がよいようだ。

 [イカダ]<ウチノ海>3日、波風ともにほとんどなかった。湾口のカセから沖アミとサナギ、コーンを使い、香川の人が20~34センチのチヌ14匹と27、28センチのアイゴ2匹。数種類の餌を持参し、状況に応じて変えた方が食いがよいようだ。

 [船釣り]<鳴門海峡>3日、波風ともにほとんどなかった。仕立船の5人が、タイラバージグで30~63センチのマダイ75匹と40センチ前後のハマチ2匹、45センチ前後のワニゴチ3匹。同じ重さでも素材の違うオモリを持参し、使い分けると食いがよかった。(県釣連盟報道部)