認知症患者やその家族を地域で支える「認知症サポーター」の養成講座が25日、海陽町の海南小学校であり、5、6年生78人が認知症への理解を深めた。
町地域包括支援センターの保健師海部栄子さん(48)が講師を務め、症状を寸劇などで説明。「自尊心を傷つけるような接し方をすると、悲しみや嫌な気持ちははっきり残る。認知症を正しく理解し、温かい目で見守って」と呼び掛けた。
講座終了後、児童にはサポーターの証しのオレンジ色のリストバンドが配られた。6年の高間晴暉君(12)は「患者に会ったら、優しく見守ったり声を掛けたりして助けたい」と話していた。