牟岐町の離島・出羽島を主会場にした芸術の祭典「牟岐・出羽島アート展2016」が3月1日、開幕する。島内の古民家など21カ所と牟岐漁港周辺の7カ所に、県内外のアーティストら37人と10団体の絵画や写真、パッチワークなど約500点を展示。連絡船の待ち時間を活用した工作体験会も充実させ、来場者を楽しませる。27日まで。
4回目の今年は「まちびとみんなアーティスト」と銘打った。地元色を前面に打ち出して町内から広く作品を募り、全出品作の約6割を町民の作品が占めた。出羽島への展示希望者も相次ぎ、過去最多の21カ所に作品が並べられる。
展示時間は午前9時~午後4時(出羽島は同3時)。期間中は出羽島への連絡船を14便(休日18便)に増便し、町観光ボランティアガイドが案内する。
牟岐漁港に近い旧牟岐小学校では、連絡船の待ち時間に参加してもらおうと、多彩な体験教室を開く。パッチワーク、かずら細工、貝殻を使ったブローチなど、曜日ごとに違った工作を楽しめる。時間は30分程度で、料金は100~500円。
スタンプラリーも初めて開催。6カ所にチェックポイントを設け、全て集めると地元の特産品が当たるくじ引きに参加できる。
アート展のチケットは大人千円、中高生600円、小学生400円(いずれも100円の商品券付き)。問い合わせは町商工会<電0884(72)0194>。