応用数理科を代表して岩代校長から卒業証書を受け取る片岡さん=城南高校

応用数理科を代表して岩代校長から卒業証書を受け取る片岡さん=城南高校

 徳島県内の全日制公立高校31校で1日、卒業式があった。恩師や後輩に祝福された卒業生たちは、同級生らとの別れを惜しみ、新生活への希望を胸に学びやを巣立った。

 城南高校(徳島市)では、午前10時から式が行われた。卒業する320人の名前が一人ずつ読み上げられ、普通科の松ざき日南(ひな)さん(18)と応用数理科の片岡あいさん(18)が、岩代達(とおる)校長から卒業証書を受け取った。


 岩代校長は「これから進む道は平たんな道ばかりではないが、困難を乗り越えた先に喜びが待っている。生涯を通じて学び、忍耐強く挑戦し、人間らしく自分らしく生きてほしい」と激励した。

 卒業生代表の尾田菜摘さん(18)は「未来への希望と別れの寂しさで胸がいっぱい。大きな壁や困難に出あったら、培った自主自立の精神を発揮して一歩ずつ進んでいきたい」と決意を述べた。

 県内では公立の全日制高校を皮切りに分校や小中学校、特別支援学校で卒業式が順次行われる。