労働災害を撲滅しようと、四国4労働局が作ったロゴマーク

労働災害を撲滅しようと、四国4労働局が作ったロゴマーク

 後を絶たない労働災害を撲滅しようと、徳島労働局など四国4県の労働局が統一ロゴマークを作った。四国各県に事業所を持つ企業が少なくないため、同じロゴマークを使うことで労災防止の意識を高めるのが狙い。各局のホームページから無料でダウンロードでき、シールや印刷物に活用してもらう。

 ロゴマークのキャッチフレーズは「Safe Work(セーフワーク)」。安全安心な職場を実現するとの意味を込め、Workの「k」は指を差して安全確認をしている人を模してデザインした。各県名を四国の地図上に描き、中心に「STOP!労働災害」と記している。

 労災事故は、作業前の準備不足や現場でのちょっとした気の緩みで起きることが多い。労働局はロゴマークをシール、のぼり、小旗などに印刷して、事務所や作業現場の目に付きやすい場所に掲げてもらう考えだ。

 4労働局は各種会合などでロゴマークの周知を図っている。徳島労働局健康安全課の松岡和人課長は「仕事前にロゴマークを見て安全意識を持って作業に取り組んでほしい」と呼び掛けている。

 徳島県内の2015年の労災による死者は過去最少の3人だった。愛媛は17人、香川は10人、高知は5人。