日本郵便四国支社(松山市)は4日、四国遍路を題材にしたオリジナルフレーム切手の第1集=写真=を徳島県内などで発売する。徳島市出身の写真家三好和義さん(57)=東京都江東区=が撮影した札所の写真が使われている。

 82円切手で、1番札所・霊山寺(鳴門市)から10番札所・切幡寺(阿波市市場町)までの10枚セット。山門や二重塔、涅槃図などが取り上げられている。

 昨年4月に「四国遍路~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化」が文化庁の日本遺産に認定されたのを記念して作った。5千シート限定で、1シート1440円。第9集まで発行する予定。三好さんは「四国遍路という文化遺産について、切手を通じて多くの人に理解してほしい」と話している。

 県内全201郵便局を含む19都府県の953局で販売する。問い合わせは四国支社<電089(936)5257>。