自分で作った弁当を見せ合う牟岐小児童ら=牟岐町の同校

自分で作った弁当を見せ合う牟岐小児童ら=牟岐町の同校

 牟岐町の牟岐小学校で3日、児童が家庭で弁当を作り、片付けも自分でする「お弁当の日」があり、全校児童約140人が自分の弁当を味わった。食に関心を持ってもらい、家族への感謝の気持ちを育むのが狙い。

 上級生と下級生で10人前後の班をつくり、多目的ホールで食事。ひな人形を模したご飯や、サンドイッチ風おにぎりといった工夫を凝らした弁当が並び、「かわいいね」「おいしい」と会話を弾ませ、お昼のひとときを楽しんだ。

 午前5時に起きて母親や姉と一緒に、サケフレークご飯やホウレン草のバター炒めなどを作った4年仲井良一君(10)は「普段は作らないので、もっと料理ができるようになりたい」と話した。

 「お弁当の日」は香川県の元小学校長竹下和男さんが提唱し、全国約1800校で実践されている。牟岐小では5年以上前から、年1回行っている。