私立恵比寿中学のメンバー(中央の女性を除く)

 人気アイドルグループ「私立恵比寿(えびす)中学(エビ中)」が6月に発売した楽曲「でかどんでん」の歌詞に阿波踊りのよしこのが取り入れられ、県内ファンらの間で話題になっている。23日に佐那河内村で開かれる音楽イベント「平成30年度四星(スーシン)中学校文化祭」への出演が決まっているエビ中の6人に、同曲を歌唱する際の思いやイベントに向けた意気込みを聞いた。

 「でかどんでん」は骨太なファンク調の曲に乗せ、言葉遊び満載の歌詞をメンバーが個性たっぷりに歌い上げるダンスナンバー。「踊る阿(あ)呆(ほう)に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損Song(そんそん)!」という歌詞が繰り返し登場する。作詞、作曲はU―re:xが手掛けている。

 この歌詞を歌う時の心境について、安本彩花さんは「『踊る阿呆に~』のあたりから一気に加速してテンションが上がります! エビ中はあほの集団なので、素直に楽しんで歌っています」と笑いを交えて説明。

 柏木ひなたさんは「この歌詞の直前のフォーメーションにつく時はすごい真顔、ドヤ顔で位置につくんですが、『踊る阿呆~』になった瞬間、笑ってしまって笑顔で歌ってます」とライブでの見どころを挙げた。

 四星中学校文化祭は徳島発のコミックバンド「四星球(スーシンチュウ)」の呼び掛けで開かれ、23、24両日に計15組以上のバンドやDJが出演する。

 エビ中が徳島でライブを行うのは今回が初めてで、真山りかさんは「初めて徳島にエビ中が上陸するので、鳴門海峡の渦潮のようにライブで皆さんを巻き込んでいけるように頑張りたいと思います」と気合十分。

 阿波踊りの本場・徳島で同曲が披露される可能性があることについて、星名美怜さんは「阿波踊りの振りは入っていませんが、阿波踊りに負けないくらいのテンションで楽しみたいと思います!」と抱負を述べた。

 徳島のイメージについて、小林歌穂さんは「徳島といえば四星球さん!エビ中に楽曲を提供してくださいました」とした上で「以前共演した俳優さんが、徳島出身じゃないのに毎年徳島マラソンに出ているらしいです」と明かした。

 県内のファンに向けて、中山莉子さんは「四星『中学校』文化祭ということで、永遠に中学生(というコンセプト)の私たちが会場を盛り上げていかなければと思ってます。皆さん会場でお待ちしています!」とメッセージを送った。

しりつえびすちゅうがく

2009年8月結成、現役中学生が1人もいない「永遠に中学生」6人組グループ。真山りか、安本彩花、星名美怜、柏木ひなた、小林歌穂、中山莉子からなる。通称「エビ中」、自称「King of 学芸会」。