ホノルルフェスティバルに向けて練習するメンバー=徳島市のふれあい健康館

 阿波人形浄瑠璃の「あわ工芸座」が、米ハワイのホノルルで11~13日に開かれる文化交流イベント「第22回ホノルルフェスティバル」に出演する。同座としては約4年ぶりの海外公演で、ハワイでは初めて。メンバーは「世界の人に人形浄瑠璃の魅力を知ってほしい」と本番を楽しみにしている。

 一行は40~80代の座員13人。11日夜のフレンドシップパーティーで他の参加者と親睦を深め、12日にハワイコンベンションセンターとアラモアナセンターの2カ所で浄瑠璃を披露する。

 演目は縁起物の「寿式三番叟」。上演時間が15分と限られているため、内容が伝わりやすい演目を選んだ。英語で三番叟の趣旨を説明した後、2体の人形を操り、五穀豊穣を祈願する。

 13日にはカラカウア通りのパレードで人形とともに練り歩き、浄瑠璃をPRする。

 出発前最後の練習が7日、徳島市のふれあい健康館であり、参加メンバー8人が録音したおはやしに合わせて動きを確認した。

 座長に就任して初の海外公演となる後藤俊子さん(48)は「息の合った人形遣いを披露し、徳島の浄瑠璃を世界に発信したい」と意気込みを語った。

 フェスは日本とハワイの文化交流を深めようと、1995年に始まった。伝統芸能の公演のほか、シンポジウムや駅伝など多彩なイベントがある。今年は日本や環太平洋地域の7カ国約120団体が参加する。