原発事故で避難した母親らが描いたパステルアート展=小松島市役所

 福島第1原発事故で避難した福島県の母親らが描いたパステル画の作品展が10日、小松島市役所で始まった。淡い色彩の画面から、子どもたちに注ぐ愛情が伝わる展覧会となっている。17日まで。

 「福島から愛でつなぐ旅するパステルアート展」と題し、福島から山形へ避難するなどした母親らに加え、徳島県内の絵画教室講師ら10人の計51点を展示。15センチ四方の画用紙に淡い色で、ハートや子どもの小さな手、土から出たばかりの芽、花に包まれた子どもなどが描かれている。

 大西政己さん(46)=小松島市中田町、絵画教室主宰=が、インターネットの交流サイトで、展示先を探していた福島の母親らの活動を知り、企画した。山形、福島両県以外では初の開催。大西さんは「震災の時に感じた気持ち、家族や命の大切さなど、見た人がそれぞれに感じてくれたら」と話している。

 今後、阿南、美馬両市などでも開く予定。