
気になる記事を読み、感想や意見をノートにまとめる社員ら=徳島市のキョーエイ本社
県内スーパー大手のキョーエイ(徳島市)は7日、新聞を使って情報収集力や考える力を養う社員研修を新たに始めた。
同市の本社で開かれた研修には、20~30代の中堅社員14人が参加。新聞の見出しに目を通し、気になった記事を読んで意見や感想をノートにまとめるワークショップに取り組んだ。参加者はノートを隣の人と見せ合ったり、気付いたことを発表したりして、人によって着目点や考え方が異なることを再認識していた。
これに先立ち、徳島新聞メディアNIE・NIB推進室の手束泰二担当部長の講義もあり、新聞記事の構成などについて学んだ。
鮎喰店の小林香保里店長(35)は「新聞を読む習慣がないスタッフもいるが、情報を提供したり共有したりしながら個々の能力を高め、社の成長に貢献したい」と話した。研修は来年2月までに計6回行う。