消費者庁が徳島への移転に向けた課題を探るため、神山町で行う業務試行の受け入れ体制を整備している徳島県の準備チームは10日、県庁で会議を開き、準備状況を確認した。
関係部局から14人が出席。13日から17日まで滞在する板東久美子長官のスケジュールや、業務試行の拠点となる神山町下分の神山バレー・サテライトオフィス(SO)コンプレックス内の執務場所などを確認した。
神山バレーSOでは3部屋を利用し、うち1部屋を板東長官の執務室に充てる。各部屋にテレビ会議システムやウェブ会議システムを設置し、霞が関の消費者庁や県庁に設ける同庁職員の執務室などと結ぶ。
板東長官は、飯泉嘉門知事との面会や県庁である県消費生活審議会への参加などは、大型ディスプレーを介してやりとりするテレビ会議システムを利用。同庁職員との事務打ち合わせなどは、パソコンやタブレットを使ったウェブ会議システムを活用する。