海部高校(海陽町)2年の数理科学科クラスの生徒15人が、仮想現実(VR)技術を使ったお化け屋敷の映像(約3分間)を制作した。9日に開かれる同校の文化祭で一般公開する。
映像は廃校舎を巡る設定で、黒板や机などをCGで描いた。専用のゴーグルを付けて足踏みすると景色が変わり、校舎内を歩いているような感覚になる。効果音も織り込んで恐怖を味わってもらう。
プログラミングが得意な平野学宜(さとよし)さん(17)が提案した。2年の数理科学科クラスはお化け屋敷の展示が恒例となっており「今年はVRを使った画期的な出し物にしたい」と制作を始めた。
友人の浦上恒輝さん(16)と坂東瑠輝(るき)さん(16)も加わって、クラス内で作品のストーリーや驚かせ方、出展場所となる教室の飾り付けなどについて話し合った。ゴーグル4台は文化祭の活動費で購入した。
平野さんらは「他では味わえない恐怖をぜひ体感してほしい」と呼び掛けている。
9日午前11時から午後2時半まで体験できる。料金は1回200円。