神山町は、若者の定住につなげるため、4月1日以降に町に婚姻届を出した夫婦に一組10万円の結婚祝い金支給を始める。県内では那賀町が2万円、美波町が3万円を支給している。
支給要件は、届け出の時点で2人とも町の住民基本台帳に登録があること。町に1年以上定住する誓約を交わすことや、税金などの未納滞納がないことも条件となっている。
2015年度の婚姻届の件数は2月末時点で18組。このうち支給条件に合うのは6組だったため、16年度当初予算案には10組分100万円を計上した。
町への婚姻届提出は、毎年平均15組で大きな増減はないが、人口減少が進む中、結婚支援は最重要施策だとして支給を決めた。
結婚支援策として、独身者の縁結び役となって結婚へ導いた団体に対し、縁結び報償として10万円を支給することも決めた。