洋ランや桜を使った春らしい生け花を楽しむ来場者=徳島市の阿波十郎兵衛屋敷

洋ランや桜を使った春らしい生け花を楽しむ来場者=徳島市の阿波十郎兵衛屋敷

 生け花・未生流笹岡の陣原康甫さん=阿波市土成町=の社中展が、徳島市の阿波十郎兵衛屋敷で開かれており、春を感じさせる華やいだムードを漂わせている。15日まで。

 華道と人形浄瑠璃のコラボレーションをテーマに、陣原さんら20人が手掛けた20点を母屋に展示。県内で生産されるピンクや黄色など色とりどりの洋ランと、桜やコデマリといった春の花材が組み合わされ、華やかな雰囲気を醸し出している。

 金屏風の前に、「三番叟」の人形と一緒に花々を飾り付けるといった演出も施され、来場者の目を引いていた。徳島市上八万町西山の病院職員真木和茂さん(65)は「洋ランは存在感があり、和の雰囲気と見事に調和して美しい」と見とれていた。

 阿波十郎兵衛屋敷の入場料(一般410円など)が必要。