東京の顧客企業とやりとりする西本さん(左)と谷さん=三好市池田町の三好ランド

 三好市池田町マチの旧政海旅館にサテライトオフィス(SO)を置く人事サービス業「あしたのチーム」(東京)が、市内の高校新卒者を定期採用していくことを決めた。地域の雇用に貢献するとともに、優秀な人材を確保するのが狙い。県地方創生推進課によると、県内では33社がSOを構えているが、地元で高校新卒者を定期採用するのは同社が初めて。

 「あしたのチーム」は人事評価システムを開発して企業に提供している。2013年3月、高速ブロードバンド環境が整っていることなどから、三好市にSO「三好ランド」を構え、Uターン者2人を雇用して業務を始めた。15年度に市内の高校新卒者2人を採用し、16年度も2人の採用が内定している。

 15年4月に入社したのは、三好高出身の西本星(あかり)さん(19)=同市池田町州津=と、池田高出身の谷澪(しずく)さん(19)=東みよし町足代。高校で学んだパソコンの技能などを生かし、東京の顧客企業のデータ入力や、システムに関する顧客からの問い合わせの対応などに当たっている。

 SOでは、東京や大阪、名古屋、台湾など国内外10事業所を結ぶ社内テレビ会議も行われており、そこで発言できることも刺激になっているという。2人は「大好きな地元にいながら、都会とつながる最先端の仕事ができてうれしい」とやりがいを感じている。

 今年4月にも三好、池田両高から各1人が入社する予定。17年度以降は辻高を指定校に加え、複数人の採用を続ける方針だ。

 高橋恭介社長(41)は「本年度に入社した2人はスムーズに順応してくれた。これからも地元で優秀な人材を探したい」と話している。